Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズについて、いろいろ書いた記事です。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本質はドリブラー(山田暢久)

浦和レッズの歴史のほとんどに絡んでいる選手は山田暢久選手しかいません。山田の入団は1994年の横山監督時代で、チームが三菱自動車サッカー部から浦和レッズに生まれ変わり切れずに、最下位に低迷していた頃でした。 当時の浦和は、下手な鉄砲も数打てば当…

サポーターのファインプレー

選手や監督のファインプレーは、記憶にも記録にも残ります。しかし、サポーターの良い応援は、なかなか記憶にも残りにくいです。もうそろそろ忘れかけた頃だと思うので、一つ印象に残ったサポーターのファインプレーを取り上げます。駒場のリーグ戦、アビス…

肉体のバランス

今日は残念なニュースがありました。浦和レッズレディースの優勝が事実上消滅しました。浦和は湯郷ベルに1-0で勝ちましたが、勝ち点差3でリードしているライバルの日テレがTASAKIに3-0で勝利したため、浦和は最終戦の日テレ戦で15-0(暗算なので間違っている…

強行出場は失敗だったか(10/28磐田対浦和)

プレビュー原稿で、磐田は太田のドリブルがあると書きましたが、その太田はなぜか左サイドに張っていました。太田は利き足は右足ですから、左サイドに置くとダイレクトでクロスを上げられないはずです。これは何か狙いがあるなと思っていると、それは負傷明…

磐田対浦和プレビュー

浦和の明日の相手は、現在は中位ですが強豪と呼ばれていた磐田です。磐田は新旧交代がスムーズに行かなかったため、黄金時代を支えたベテランがチームを去り始めているのに、後継者が十分に育っていません。ただ、まだベテラン達は健在な選手もいて、福西、…

完全復活が待たれる(小野伸二)

小野伸二選手の良さは、広く知られた事実ではダイレクトプレーのうまさです。視野が広く、ボールが自分のところに来た段階では、既にパスコースは決まっています。テクニックの高さも小野伸二を語るには外せないポイントで、2005年の代表のUAE戦で見せたリフ…

日本シリーズ

サッカーフリークになった今、年に3回程度西武ドームに行くのと、西武戦のテレビ中継を時折見るくらいしか野球を見なくなりましたが、日本シリーズだけはカードに関係なく毎年見ています。日本シリーズは、単に優勝した2チームがシーズン中と同じメンバーで…

U-21日本対U-21中国プレビュー

U-21中国代表に関しては、ほとんど何の情報も持っていない私ですが、A3の大連実徳を見て、中国サッカーは意外とモダンな戦術を身に着けていると感じました。私がワールドサッカーに興味を持ち始めた頃は、中国サッカーというと、「単純にロングボールを蹴っ…

ラスト15分の奇跡(10/22FC東京対G大阪)

浦和サポなら、この試合をテレビで見ていたら、FC東京を応援するのが自然な流れでしょう。しかし、それを一時はあきらめたくなるくらい、試合はG大阪のペースでした。絶好調男播戸が、マグノ・アウベスのクロスでうまくフリーになって確実に決めると、そのマ…

珍しく相手に合わせたギド(10/21浦和対川崎F)

浦和のスタメン発表を聞いて、山田のボランチ起用が一番の驚きでした。山田は確かに守備力はありますが、持ち過ぎで奪われることもある選手で、ボランチは不向きだと思っていました。しかし、この起用は長谷部が故障欠場した浦和の、川崎F対策の一環でした。…

守備の職人(鈴木啓太)

鈴木啓太選手が浦和に入団したのは、2000年のJ2時代です。出身校は東海大翔洋高校(旧東海大一高)ですから、沢登の母校として有名な高校ですが、高校選手権で活躍した選手ではなく、実力は未知数でした。鈴木啓太にとって、不運だったのは2000年当時はJ2のチ…

札所28番橋立堂

崖の脇にある、写真のお寺は札所28番橋立堂です。秩父の札所は町中にあるものが多いですが、この橋立堂は昼間も薄暗い森の中の上り坂を通らないとたどりつけません。そんな人里離れた地にある橋立堂ですが、まず驚かされるのが、お堂の上に張り出した崖の岩…

三都主対森

川崎F戦プレビュー原稿第二弾として、前回の原稿に書かなかった対決を書きます。それは浦和の左アウトサイドの三都主と、川崎Fの右アウトサイドの森の対決です。この両者の対決は意外と少なく、彼らが今のチームに来てからは一回しかありません。それは天皇…

秩父芝桜と札所巡り

このブログは写真は使ってきませんでしたが、初めての写真には色鮮やかなものを使います。写真は秩父市郊外にある羊山公園の芝桜です。この芝桜が満開になるのは毎年GWの頃で、昨年のGWに撮影した写真です。芝桜の季節は西武鉄道の特急が全席完売になるとい…

気の利いたパス(長谷部誠)

私が長谷部選手のプレーを初めて見たのは、2002年の9月頃、川越のサテライト戦でした。当時の長谷部はユース代表に呼ばれることが多く、なかなかサテライトの試合では見ることができませんでした。この試合では、長谷部はトップ下に入り、確実にパスを回す選…

川崎F分析

今週末の川崎F戦、ここが正念場になるかもしれない大事な一戦です。今から気分は高揚しています。普段は試合の前日だけにプレビュー原稿を書くのですが、今日は前倒しして川崎Fの分析を書きます。 川崎Fは浦和と同様に、基本的な形があって、それを相手に合…

チームを変えられる男(田中マルクス闘莉王)

私は、今のレッズを引っ張る男、闘莉王がJ2時代のプレーを見たことがあります。2003年当時に在籍していたのは、前年まではJ2の中でも下位が定位置だった水戸でした。そんなチームに加入した闘莉王は、DFながらチーム得点王の活躍で、水戸を7位という好位置に…

気合の勝利(10/15浦和対福岡)

プレビュー記事に書いた予想が当たり、闘莉王のゴールで勝った試合ですが、いつもこの手は通用しないだろうと思うので、次節の川崎戦には若干不安を残しました。福岡は4-4-2でしたが、両SBのアレックス、中村北斗が出場停止で、両SBは守備専念の布陣でした。…

押し切れず(G大阪対横浜)

この試合は、前半終了間際に見せた、山瀬の見事なターンからのミドルシュートが一番印象に残る試合でしょう。しかし、その内容は、現時点でのチームの格が現れた試合でもありました。G大阪はかなりの時間、ボールをキープして攻めました。しかし、横浜守備陣…

浦和対福岡プレビュー

浦和以外のサポーターは忘れているかもしれませんが、浦和対福岡は明日、駒場で開催されます。今日はG大阪引き分け、川崎F勝利、清水引き分けという結果に終わり、浦和は明日勝てば川崎F以外のチームを引き離せます。しかし、福岡も残留争いで必死で、しかも…

江戸川サイクリング

埼玉県の東の県境を流れる川は江戸川です。江戸川は、利根川から茨城県関宿町で分かれ、葛西臨海公園の近くで東京湾に注ぎます。大抵、大きな川の源流は山奥の、人が入るのは難しい場所にありますが、江戸川は起点も終点もはっきりしていて、しかも川沿いを…

武器は「フリーになること」(トミスラフ・マリッチ)

いなくなった選手のことを今更と思う方もいるでしょうが、今日は天皇杯優勝に大いに貢献してくれたトミスラフ・マリッチの話をします。マリッチは、昨年7月に浦和に来るまでは、ブンデスリーガの1部と2部を行ったり来たりする選手でした。2部の得点王になっ…

遅咲きのユーティリティプレーヤー(内舘秀樹)

朝が早い私は、インド戦のネタを即日アップするのは厳しいので、今日は地元選手の内舘秀樹選手の話をします。内舘は、浦和田島中から浦和北高と地元で育ち、大学は仙台でしたが、プロ入りのときは地元の浦和を選びました。大学時代のユニバ金メダルが評価さ…

インド対日本プレビュー

日本にとって、インドは、ジーコ監督時代のW杯1次予選でも対戦した、おなじみの相手です。その割にはインドの印象は残っていませんが、それはインドが目立った攻撃ができず、日本の一方的なペースになったからでしょう。既に日本とインドの力関係は明らかに…

高円宮杯全日本ユース(10/9滝川二対名古屋U-18)

今日は、埼スタで行われた高円宮杯全日本ユース選手権に行ってきました。観客は8000人前後と、意外と多かったです。客層は中学生、高校生などが多く、サッカー少年たちが、明日はあそこに立とうという思いでスタジアムに来たことが想像されます。カードは名…

イタリアンの味

私はイタリアン料理フリークですが、そのきっかけは1999年にイタリアまでセリエAを見に行った旅行からです。ローマの町のその辺にある、小さなレストランでチーズ味の平たいパスタ(タリアテッレ?)を注文したのですが、その味が日本では味わえない逸品だった…

不運でも勝てる強さ(10/7浦和対千葉)

この日の千葉戦、立ち上がりはつぶしあいの展開でした。千葉はワシントンを、浦和は巻を消そうとして3バックが1トップに対応する状況でした。巻についたのは怪我から復帰したネネです。ネネはスピードは今一つですが、ヘディングの強さなら巻に負けません。…

フランス代表GKバルテズ引退

このブログ開設時に、私と同い年の選手の代表格に挙げた、フランス代表GKバルテズが今日、引退を表明しました。バルテズと聞いても誰それ?と思う方もいるでしょうが、小柄なスキンヘッドのGKというと、ちょっとイメージできるかもしれません。 バルテズは、…

浦和対千葉プレビュー

浦和の次節の相手は、現日本代表監督のオシム前監督が築き上げ、息子のアマル監督が後を継ぐ千葉です。アマル監督になってからの千葉は、何度かテレビで見ましたが、父を上回る強気な采配をします。普通、3バックのシステムを採るとき、FWとトップ下に割く人…

本物の「W杯ベスト16」(10/4日本対ガーナ)

昨日の日本対ガーナ、日産スタジアムで見ていました。日本は坪井、闘莉王の負傷でDFの層が薄く、かなり最終ラインは不安定でした。また、トップ下を置かず、ボランチの鈴木啓太、遠藤のところからの展開を狙った布陣でしたが、ガーナはボランチのところが強…