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気持ちの持ち方(11/19日本対ベネズエラ)


今日の親善試合、日本代表対ベネズエラ戦の映像を見ました。序盤に立て続けに4点を取られてしまい、勝敗自体の興味は早々と失われる残念な試合になってしまいました。この試合は、アジア2次予選が休み番だったのを利用して、国際Aマッチデーに試合を入れた親善試合です。もちろん、使い方の難しい試合でした。

理由は先に本番の2次予選をキルギスで戦って、後からこの親善試合を入れている日程だったからです。もちろん、若手にとっては日本代表定着に向けてアピールの場ですが、長友、吉田、南野ら一部代表の主力選手を外している試合なので、「この試合にどういう意味があるのか」と自問する選手がいてもおかしくはありません。

そんな、気持ちの持って行き方の難しい試合は、危惧した通り序盤で試合を決められます。相手の1トップ、ロンドンは、イングランドニューカッスル武藤嘉紀を押しのけてスタメンを張っていたFWです。彼の得意なワンタッチプレーに対し日本の守備は間に合っておらず、簡単にフリーにする気持ちの入っていない点の取られ方でした。

さすがにこのままではまずいと、0-4となった後半に戦い方を修正してきました。この試合で良かったのは後半から右MFに入った古橋で、彼が動いていい守備をすることで、日本のボールがようやく回り始めてきました。前半から、中島翔哉に入ったときはチャンスになっており、中島翔哉の周りを動く、古橋の運動量が日本に少し元気を与えました。

また、この試合は親善試合なので交代枠は6つあります。それを利用して後半から橋本拳人に代わって山口蛍がピッチに入り、さらに浅野に代わって永井が入ってボールの回りが良くなりました。日本は山口蛍のミドルシュートが、相手DFに当たってコースが変わったこともあってゴールになり1-4と意地を見せますが、試合はそのまま終わることになります。

この試合はベネズエラのコンディションの良さが出ました。先週から来日して日本で調整してこの試合を勝ちに来た、ベネズエラの本気度は伝わってきました。これに対し、キルギス戦から中4日の日本は、少し相手を侮っていたのかな?と思わせるような残念な負け方でした。それだけ、南米のサッカーの底力は常に気にしておく必要があるのでしょう。(写真はこの試合で左SBで出場した、佐々木翔選手です。)