Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズについて、いろいろ書いた記事です。

サイドハーフ向き(原口元気)

昨日の男子代表、中国戦はまだ前半しか見ていないので、ゲームレポートはしばらくお待ちください。そのため、今日は穴埋めネタで、代表でもスタメン出場した浦和の若き才能、原口元気選手を取り上げます。原口はまだ22歳と、今回の代表攻撃陣では最年少ですが、浦和では17歳から試合に出ていたので、既にJリーグ100試合出場の実績があります。

原口は左サイドから中に入って行くドリブルが売り物で、得意の右足のコースが空けば強烈なシュートも放てます。浦和なら2シャドー、代表なら左サイドハーフがベストのポジションです。浦和では今季はチーム得点王の7得点で、MFとしては十分な得点力は持っています。

課題はフィジカルです。原口はプロサッカー選手にしては華奢な体で、昨年は1トップで出場していましたが、相手DFとのコンタクトプレーは苦手にしていました。ザックは「期待したほど伸びていない」と辛口のコメントも残していましたが、それはこのフィジカルの課題が理由だと思います。

それでも、浦和での原口は一皮むけた印象です。浦和の2シャドーは昨年のチーム得点王のマルシオ、アシスト王の柏木がいて、最も空かないポジションと予想していました。その一角に食い込んで、得点という結果も出しているのは成長を表し、これからの成長にも期待できる選手だと思います。

もう1つ、原口には乗り越えないといけない課題があります。それは精神面で、今年も練習でAチームを外されたときに激怒してクーラーボックスを蹴飛ばす、やってはいけないことをやっています。海外サッカーに憧れるなら、もっとストレスを感じる場面は多いはずで、人間的にはもう一回り大きくならないといけません。

それでも、同タイプのかつての浦和の才能、永井雄一郎を遥かに超えたインパクトはあります。どこまで行けるか、その将来を楽しみにしています。