Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズについて、いろいろ書いた記事です。

切り替えのもろさ(7/13川崎F対浦和)

昨日の0-4の惨敗は、少し気持ちを整理するのに時間がかかり、テレビ観戦でしたが即日更新はしませんでした。この試合の敗因ははっきりしています。ただ、単に負けただけなら、どこかにいいところはありますが、昨日は攻撃も守備もすべて良くなかったので、チーム状態を立て直す時間がなく次の横浜FM戦を迎えることに不安はあります。

敗因は、浦和のサッカーの難しさが表に出たことです。ミシャのサッカーを導入した当初の昨年、守備時の3バックから両ストッパーをサイドに出す4-1-5に切り替えるところで取られると決定的ピンチになる欠点が何度か露呈し、そのピンチを坪井と平川の身体能力でカバーしていた時期があります。

この日の浦和は、その切り替え時のありえないミスが続出してしまいました。コンディションが良くないことは、走る能力に現れると思っていましたが、意外にも個人技にもコンディションの低下は出るもので、2点目のレナトのゴールの場面では、那須がありえないトラップミスをして抜け出されていました。たぶん、那須のファウルで審判がアドバンテージを取らずに相手が倒れていたら決定機阻止でレッドカードが出ていた可能性があります。

浦和はサッカーの質を上げようと、中断明けのナビスコ杯準々決勝で最終ラインを高く保つ、強気のサッカーに挑戦しました。これがうまくいけばバルセロナのようなチームを作れる可能性のある大きな挑戦でしたが、しかしこの強行日程の4連戦で試すには危険な賭けで、この試合では見事に裏目だったことになります。

これを修正するには、少し現実的な策に出るのも一つの手だと思います。この川崎戦では柏木のボランチ、可能な限り攻撃時の4-1-5を続けるなど、かなり危険な手に出ていました。ボランチ山田暢久を入れたり、守るときは思い切って5バックで慎重に守り、相手が出てこなければ後ろで回してもいいと、省エネサッカーをするなどの手が考えられます。

次の横浜FM戦を乗り切れば、東アジアカップで少し日程が空きます。今回はミシャのさじ加減が誤りだったと思うので、日本の夏を知っているミシャなら何か手を考えてくれることを期待したいです。