Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズについて、いろいろ書いた記事です。

大分の旅

海外旅行ネタが尽きてきたので、2003年に出かけた大分のアウェイ戦の思い出です。当時は私が病気からの回復が十分ではなく、母との旅でしたが見守ってもらったようなもので、親孝行とはとても言えませんでした。

当時九州にはJ1チームが大分しかなかったので、九州に赴任していた弟と一緒に試合を見たいというのも、この旅をした理由でした。金曜日の飛行機で大分入りして湯布院に泊まり、弟とはスタジアムの指定席で落ち合うことになっていました。

湯布院ではステンドグラス美術館や金鱗湖などを見て回りました。驚いたのは人通りの少なさです。普通の平日の昼間ですから当然といえば当然ですが、首都圏の人の多さに慣れていた私にはこの静かさは意外でした。そのため、精神的にはリフレッシュできました。

湯布院の宿は離れになっている旅館でした。母が温泉をのんびり堪能したいという理由で、旅行会社に離れの宿をリクエストしたら、最後の一部屋で取れました。温泉の色がスカイブルーになっていることで有名な宿で、早い時間に入浴して広い大浴場をほぼ独占できたのもリフレッシュになりました。

食べ物では宿の夕食の豊後牛が印象的です。柔らかいヒレ肉で、大きさこそさほどではなかったものの、母から分けてもらいました。それも親孝行とは言えない理由です。

翌日は定期観光バスで別府の地獄巡りをしました。別府で印象的なのは湯量の多さで、その辺の排水溝からも蒸気が上がっていました。温泉地はその噴煙の成分で植物が育たないので、昔の人は地獄に例えたのでしょう。なかなか噴き出してこない間欠泉が行って即出てきた幸運は今でも覚えています。

別府から大分は鈍行列車でした。ロングシートに混雑した車内と、これだけはあまりいい印象はありませんが、別府大分毎日マラソンのコースが線路のすぐ横だったので、平坦で海からの風さえなければ好タイムが出そうという印象は持てました。

その後はメインイベントの大分対浦和でしたが、エメルソンと田中達也の活躍で3-1で勝ったこともいい思い出です。ビッグアイスタジアムは陸上トラックこそありますが、メインスタンドの真ん中というベストポジションの席で見られたので、見やすかった印象です。