少し早いですが、今日はネタがないので、日本時間の土曜日夜に行われる、日本代表対オランダ代表のプレビュー記事にします。今回の日本代表の選考にはサプライズはなく、イタリアで活躍する森本を招集しましたが、負傷で合流しないことが決まっています。
そのため、私の個人的予想ではオランダリーグで絶好調の本田圭佑をどこで使うかが楽しみです。基本的に守備力に不安がある選手なので、4-5-1のトップ下がベストでしょうが、この位置は最終予選で結果を出した中村憲剛がいるので、本田圭佑も確実にスタメンとは断定できません。
FW争いはリーグで結果を残している岡崎が一歩リードでしょうが、今回は親善試合なので交代枠が6つあります。多くのFWにチャンスを与える可能性があり、代役招集の前田に出番があってもおかしくありません。
ただ、この試合は、日本代表が世界レベルの相手に対してどこまで自分たちのサッカーができるかという、最初の基準になる試合です。オランダは欧州選手権ではベスト8でしたが、イタリア、フランス、ルーマニアと並んだ「死の組」を3連勝で通過した実力のあるチームです。
また、オランダの長所はスピードも技術も高さもバランスよく持っていることです。もし、この試合がW杯本番だったら、日本が苦手とするパワープレーでごり押しする可能性もありますが、この試合は親善試合なので、オランダは自分たちが得意とするサイドのウイングの突破を軸にしたサッカーをすると思います。
今回のオランダ代表には、左ウイングとして有名なロッベンの名前もありますし、イングランドで活躍するファンペルシー、カイトのスピード型FWも選ばれています。
日本の両SBの内田、長友は単純な走り比べだけなら大丈夫でしょうが、このレベルの選手になるとクロスを上げるタイミングを相手に読ませない技術がありますから、それに対応できるかはやってみないとわかりません。
また、日本の武器である高い位置で奪い返すショートカウンターをやらせてもらえるかも注目点です。日本サッカーは運動量で勝負するしかないとは思っていますが、それを技術でかわせる可能性のあるチームがオランダです。この試合は日本がどの位置でボールを取れるかがポイントになるでしょう。