
サッカーW杯のビデオ観戦は、スペイン対ベルギーの準々決勝です。ベルギーのベスト16のアメリカ戦が快勝で、それまで苦しみながら内容の良くない試合を拾ってきたベルギーにとって流れができた試合でした。しかし、相手が中盤でパスをつなぐことに関しては世界トップレベルのスペインということで、多少押され気味の展開を我慢して戦う試合が予想できました。
もっとも、それまでいつも前半限りでルカクと交代させられていた、1トップのデケトラーレがアメリカ戦で2得点と、好材料はベルギーにありました。試合は予想通りスペインがパスを回し、ベルギーはドクのドリブルや、自陣からのロングボールで少ないチャンスをうかがう展開になります。前半途中まで、スペインがシュート10本に対し、ベルギーは0本という時間もありました。
先制点はスペインに入ります。右サイドでスルーパスを受けた右SBのポロが上げたクロスに、オルモがシュートを放ちますがGKクルトワが弾いて止めます。そのセカンドボールにファビアン・ルイスが詰めており、そのシュートが決まってスペインが展開通りのリードを奪います。しかし、それで試合は決着しませんでした。
押され気味のベルギーが、左からのクロスに対しデケトラーレが頭で競り勝って、同点ゴールで1-1の展開に持ち込んだからです。スペインはアンカーのロドリをうまく使って、サイドのヤマルの個人技を出すところまでは行っていましたが、この日はヤマルがマイナス気味に内に切れ込む動きをベルギーに読まれており、ベルギーの人数をかけた守備に止められます。
ベルギーはルカクも投入して、流れを変えに行きましたが、ボールを支配するのはスペインという展開が後半も続きます。ベルギーにとって痛かったのはGKクルトワの負傷交代で、この世界トップレベルの守護神の交代は、押され気味の展開を我慢するのが難しくなることを暗示していました。実際、決勝点となったスペインのメリノのゴールは、CBクバルシが放ったロングシュートをサブGKラメンスが前にこぼした球を詰めたものでした。
この結果、準決勝は技術のスペインと、スピードのフランスという、好対照の好カードになりました。日本代表の敗退が決まってからはこのカードを見たいと思っていた試合なので、良い試合になるのは間違いないと思って、楽しみに当日を迎えたいです。

