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スウェーデン対チュニジア

スウェーデンFWイサク

明日、日本代表がチュニジアと対戦する前に見ておきたかった、スウェーデン対チュニジアのビデオを見ました。スウェーデンは3-1-4-2の布陣で、予選で未勝利ながら欧州ネーションズリーグの成績でプレーオフに「推薦出場」したチームですが、元チェルシー監督の実績があるポッター監督が、華麗ではないもののシンプルに割り切ったチームを作ってきました。

 

それは、2トップのイサク(写真)とギョケルシュの二人に、攻撃をほぼ任せてしまう「前後分断」でした。この2トップには守備を免除して前から追わなくてもいいから、縦に蹴ったロングボールをギョケルシュがキープしてイサクを走らせる、イングランド・プレミアリーグで多くの得点を決めている彼らの個人能力を信じた采配を見せてきました。

 

この手で、ボールを持つことだけはできていたチュニジアの守備陣は、ついていくことができませんでした。スピード型のイサクは今シーズンこそ不振でしたが、ニューカッスル時代は年間20得点の常連でした。前半の早い時間でアヤリのロングシュートで失点していたチュニジアは、このイサクのスピードからのゴールで0-2という大きなビハインドを追うことになります。

 

それでも、チュニジアも多少は良さを出すこともできていました。それは、10番を背負うゲームメーカー、「ハンニバル」メジブリの状態が良さそうということです。メジブリは長短両方のパスを出せる選手で、彼が蹴ったFKから、CBレキクの頭に合わせるシュートで1点を返すことができました。もっとも、スウェーデンもメジブリ対策はしており、彼に後ろでボールを持たせればそんなに怖くないことを実践してきました。

 

イサクとギョケルシュの2枚で攻撃を完結できる、スウェーデンの個人能力を信じたサッカーは当たり、ギョケルシュにも得点が生まれました。イサクがスピード型で、ギョケルシュがポストプレーヤーという、タイプが違う二人が組むからバランスが良いとも言えます。ゾーンプレスが流行の今のサッカーで、こういうサッカーが通用するのも、W杯の面白さです。

 

試合は最後にスウェーデンに得点が決まり、5-1という大差でスウェーデンの勝利に終わりました。次はチュニジアと当たる日本代表ですが、この敗戦でチュニジアは監督が変わり、出方がわからない試合になります。もっとも、メジブリが中心選手ということは変わらないと思うので、試合の序盤を上手く戦って、選手自身で攻略法を見つけて欲しいものです。