
GW旅行で見逃していた、百年構想リーグの浦和対千葉のビデオを見ました。この試合は田中達也暫定監督が就任して2戦目で、初戦の川崎戦は勝利したものの、それまで7連敗していた浦和の勢いは本当かと思われた試合でした。このビデオを見て感じたのは、浦和がボールを回して主導権を握るサッカーができていたことでした。
GW期間中の強行日程の影響で、トップ下で川崎戦の勝利に貢献した中島翔哉でなく、故障続きで浦和移籍後3年目で初先発という、安部裕葵がトップ下に入っていました。もちろん、安部裕葵の動きは最初にチェックしました。足元の技術はさすが元バルセロナということでしっかりしていましたが、あまり前を向いて仕掛ける動きはなく、地味にポストプレーをこなしていた印象です。
それでも、この試合は安部裕葵以外のところで動きました。田中監督になってから、左SBの長沼洋一がかなり前に出て、左MFのマテウス・サヴィオとポジションチェンジをすることで攻撃が活性化しており、右MFの金子拓郎からサイドチェンジの長いボールが通るような攻めも出せるようになっていました。
そんな流れの良さは結果にも表れ、前半41分にCKからの根本健太のヘディングシュートで先制点を奪うことができました。ビハインドになった千葉はサイドにボールを入れて、3バック気味に守る浦和のサイドを狙う攻めも出してきましたが、後半千葉のCBからスライディングでボールを奪った肥田野の頑張りが点につながります。
やはりCBから取れば決定機になるもので、この場面では2つパスがつながって、安部裕葵に代わって途中出場していた小森飛絢が思い切ったミドルシュートを枠内に飛ばして、この試合展開を考えると安全圏と言える2点リードを奪うことができました。この試合を勝利するにはこれで十分でした。
最後千葉も攻めますが、守り切った浦和は田中監督になって2連勝としました。スコルジャ監督時代の形を残しながらマイナーチェンジをして、選手への指示もわかりやすいと聞きます。まだ40代前半とこれからの指導者である田中監督が、これからの浦和を変えてくれるのではという期待もしたくなります。